失敗しない研究室の選び方と基準を解説【大学受験より重要です】

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研究室


理系大学3年生にとって研究室は未知の存在です

ブラックな研究室に行きたくない
できれば就職に有利な研究室に行きたい
研究成果をバリバリ上げて研究職か博士に行きたい
けど、どうやって研究室を選べばいいか分からない…



研究室を選ぶコツとか基準があれば知りたいという方へ

本記事では、下記の内容を解説します。

✔本記事の内容


1. 研究室を選ぶ基準を明確にする【4タイプあります】

2. 自分に合った基準と具体的な指標を知る


大学院で研究している修士学生でもうすぐ卒業します。
僕は研究室に入る前に事前情報がなかったので、見事に研究室選びを失敗しブラックな研究室に入りました(笑) とはいえ一概にブラックがダメとは思わないですし、結果的に選んだ先としては間違っていなかったと思います。

もし僕が3年前の自分に教えるとすれば事前準備はしっかりしておけと言いたくなるので、そのような失敗をして欲しくないという思いから本記事を書きました。
是非参考にしてみてください^^

1. 研究室を選ぶ基準を明確にする

そもそも進学ではなく就職を考えている方は参考にならないかと思います。あくまで院進向けです

研究室選びは人生で最も重要な選択肢の一つです。

1-1. 楽して企業に就職したい方へ

「先輩の就職先」と「コアタイムやゼミ発表などの普段のアクティビティ」と「教授の人柄」を重視した研究室選びが重要となります。

大学院生の就職先は研究内容に依存することが多いので、就職先の選定として先輩の就職先の情報を手に入れる必要があります。更に楽するために、良い教授の人柄とアクティビティが低いことを事前に情報として手に入れる必要があるかと思います。

後は、就職先の企業が限定される可能性が高いですがその研究室が独占技術があるにも関わらず、アクティビティが低い場合、かなり狙い目になるかと思います。
理由は、希少性の高い技術を保有していることから企業から安定して毎年取ってもらえること、就職してもノウハウがあるから楽に働ける、独占しているのでノンプレッシャーで働けるということが挙げられます。

1-2. 確実に研究成果もあげつつ就職したい欲張りな方へ

「コアタイム」と「教授の人柄」と「実績の確認」を重視した研究室選びがポイントになります。

意外かもしれませんが経験上コアタイムがある方が確実な成果が望める可能性が高いと考えられます。コアタイムがあるというのは教授やその他教員の性格としてキッチリしている場合が多いので、コンスタントに成果を毎年出している場合が多いと考えられます。

しかも先輩からの教育もキッチリとマニュアル化されていることも多いので、特に落ちこぼれて鬱になるような心配もないです。

更に、コアタイムが決まっている、ということはコアタイム以外の時間はフリーである場合が多いので、意外とブラックではない可能性が高いです。

>>参考:コアタイムのない研究室に注意!?実はブラックな可能性が高い理由

デメリットとしては、マニュアル化され過ぎてるがゆえに自主的に考えてクリエイティブに研究を進める能力を養いにくい状況が作られていることです。

次に教授の人柄ですが、就活のやりやすさに大きく依存するのと、実績の確認をすることで研究に対してある程度取り組めるか、そしてそれを就活で説明するときの材料として使えるかに依ります。

1-3. 0から研究を立ち上げてやる挑戦者タイプ

「アクティビティが高いこと」と「研究設備や資金力」と「教授の人柄」が大事になってきます。

アクティビティを高くすることでノウハウや議論が広がり、設備があることで色んな研究に挑戦していけ(想像力を実現でき)、教授が挑戦を促してくれるかというのは最も重要だと思います。

ここでいう教授の人柄というのは、単に優しいということではなく、個人的に挑戦していくという意味では「成果を出せ」と活を入れつつも具体的なアドバイスをしてこない教員がいいでしょう。

研究はクリエイティブなもので、何もないところから何かを生み出す必要があります。なので、具体的な助言を下す教員のもとにいると、ノウハウや知識は蓄えられても、いざ1人でやろうと思ったときに何から手をつけていいのかわからない状況に陥ってしまいます。


あくまで厳しくもあり、具体的な指示をしない教員をオススメします。

1-4. 博士課程や研究職を考えている方

「実績の確認」と「研究設備や資金力」と「興味ある分野かどうか」が重要になってきます。

研究職や博士を考えているなら他の要素もすごく大事になってきます。複合的に考え自分がベストだと思うものを選んでみてください。

周りの博士を見てて一番辛いといっているのは、「自分のやっている研究が正しい道に進んでいるのかわからない」ということだそうです。予想以上に孤独な道だとみんな言います。

そういった意味でも修士のうちに1本論文投稿(査読付き)しておくことをオススメします。

2. 選ぶ上で絶対に重視しておくべきポイント

2-1. 教授の人柄

教授の人柄がそのまま研究室の雰囲気になるといっても過言ではないと思います。

僕は研究室は孤立した村社会だと考えており、教授はその村長なので、多種多様な雰囲気の研究室があります。

しかも教員は会社に行かなかった、ずっとアカデミックで研究をしていたという人が多いので、良い意味でも悪い意味でもヤバい教員が多いと言えます。

2-2. 博士やポスドク、研究職員の有無

博士やポスドクがいるだけで一気に研究室での研究の進み具合が劇的に変わります。

ノウハウや知識が多いだけでなく、教員との仲介に入って指導してくれる場合が多いので、学生目線の気持ち・教員目線の気持ちの両方を理解しているので神のように思えることでしょう。

もちろん、そういった中間管理的ポジションなので、大変なことも多くたまに鬼になるかもしれないので頼り過ぎはダメです(笑)

2-3. 研究設備や資金力

研究の自由度を一気に引き上げてくれるファクターになります。

設備によっては、企業でも重宝されるようなノウハウを手に入れることもできます。

ただ、よく勘違いする学生が多いのですが、どれだけお金がある研究室で設備が整っていても、足りない材料や装置はあります。そして、そういった意味では一概に実績に直結するファクターではないことが言えます。

なので、設備がないから研究ができないというのは完全にご法度!、できないのではなく、今ある手札からできる工夫を考えることが大事になります。

2-4. 実績の確認(ホームページで確認できます)

絶対に確認しておくべき必須事項です。

その研究室がどれぐらいのアクティビティを持っているのかの指標になります。

特に学生の人数に対して年に何本論文を投稿しているのか学会に参加しているのか、仲は良さそうなのか、といったところが見るポイントになってきます。

2-5. 興味ある分野かどうか

言わずもがなですね。

ただ、やりたい研究ができるかどうかは、タイミング・金銭面・実績が本当に出るかのリスク・実際はもっと入り組んだ内容で想像と違うなど、どうなるか分からないと思っておくのがいいと思います。

気持ちとしては、「なんとなくその分野の一部に関われる」と思っておくぐらいがいいと思います。

2-6. コアタイムやゼミ発表などの普段のアクティビティ

一概にコアタイムがあるからブラックと決めつけるのは間違いです。
>>参考:コアタイムのない研究室に注意!?実はブラックな可能性が高い理由

きっちりと決められているということは、拘束時間外に対してあまり言われない、そして拘束時間に関してもノルマやタスクなどマニュアル化されている可能性があるのである意味ホワイトである可能性もあります。


もちろん、明らかに度を超えた拘束時間やゼミの回数の場合は注意が必要です。
最悪の場合、生産性は低いけどアクティビティだけ異常に高い、ミーティングばっかり行って無駄に張り詰めた時間だけが過ぎるような研究室にあたることもあります。

2-7. 先輩の就職先から傾向を知る

ホームページなどに乗ってるかと思いますのでチェックしておきましょう。

毎年同じところに出ている場合、何かコネクションがあったり、共同研究などがあります。

まとめ

研究室選びは正直、大学受験よりも重要な選択と言えるぐらいその後の人生を左右する分岐点だと思います。

とはいえ、あまり気負いしすぎることなく、また間違った研究室にきたとしても悲観することなくどうしていくか考えてください。

もし不安や悩みがあればプロフィールにメールアドレスもあるので気軽に連絡くださいね^^
Twitterでも大丈夫です。