理系大学院は研究職以外ほぼ専門性は活かせない事実【就活に必要なのか?】

就職活動

大学院生って就活でどんな専門性が必要なの?
専門性を持ってた方が就職に有利って聞いたけど本当?


という疑問に本記事ではお答えしていこうと思います。

✔本記事の内容

・理系大学院の知識では研究職以外ほぼ専門性は活かせない
・結局就活で専門性は必要なの?有利なの?
・専門性よりも求められるスキルはより汎用性の高い能力だった


僕は大手メーカーの技術職として働いている元修士大学院生です。
就活では5社から内々定を貰っていました。その時の知識・後輩への就活のアドバイスをしている中で得られたノウハウを共有したいと思い本記事を書いています。

結論から言うと、専門性は就職に少しだけ有利ですが、就職後に働くことを考えると重要ではありません。なぜなら、就職後にいくらでも専門性を伸ばすことができるからです。実際に僕は化学系の研究をしていたにも関わらず、就職先は電気メーターで電気設計の仕事をします。しかも中小ではなく大手有名企業にもかかわらずです。

理系大学院の知識では研究職以外ほぼ専門性は活かせない

大学院で得た専門性が技術職でそのまま活かせる可能性はかなり低いです。

なぜなら、大学院で学ぶ専門知識は極めて狭い範囲の内容なので、汎用させにくいからです。

それに対する企業の数は数百~数千とあり、それに対する学生も理系だけで数万単位になるので完全にマッチングしたうえで就職することは難しいと言えます。

更にもう一つ理由があります。大学院では学部から約3年間研究するのに対して、企業ではほぼ業務内容が固定化された仕事を十年から数十年単位で行うことになります。しかもその業務は既に社員の手によりかなり効率化されています。

そういう意味で大学院で学ぶよりも長い期間その職場に身を置くことになるので、どちらにしても専門性は働くうちに身につけることができるから、そもそも学生に高い専門性は要求していません。

結局就活で専門性は必要なの?有利なの?

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結論から言うと、専門性はあるに越したことはないし有利に働くが、採用に直結するほど重要なファクターではない、と言えます。

もちろん専門性はないよりある方がいいというのは自明かと思います。ただなくても企業に入ってからいくらでも伸ばすことができるというのも事実なので、有利に働くが重要なポイントではないと結論付けました。

ただいくつか例外はあります。例えば「英語」や「プログラミング」など自主的に勉強しないと身に付かないスキルに関しては会社から高く評価されます。

とはいえ、こういったスキルを有している学生は多くないのであればラッキー・無くてもそこで勝負しなければいい程度で十分です。

専門性よりも求められるスキルはより汎用性の高い能力だった

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本ブログでも度々紹介しているのですが、「論理的に相手に伝える能力」が企業から学生に修士生に身につけて欲しい能力です。

これは日々、仕事について業務をする中で、論理的思考力とそれを相手に端的に伝える能力があれば効率よく上司が部下にタスクを細かく指示する必要もなく仕事がまわるからです。

今あなたにとって何をするべきなのか・どうすれば現状の問題を解決できるのか、思考を巡らすことは研究でも必須になるスキルだと思います。

これを面接では研究を通して自分には上記の能力が備わったことを伝えることができれば最も重要なアピールポイントになります。

論理的思考力を鍛えるためにオススメな本についても紹介しているのでよかったら下記記事を参考にしてみてください。
>>参考記事:論理的思考力を鍛えるわかりやすい本【初歩から実践まで】

研究室で学会発表に参加できる方は、この論理的思考力伝える能力の両方を効率よく鍛えることができるので上記本と併せて勉強してみることをオススメします。
>>参考記事:就活の面接は学会発表で練習すべき理由【大学院生必見】

まとめ

長期スパンで見ると専門性は重要ではないということが理解できたと思います。

特に就活の面接では、「論理的思考力」とそれをもとに「分かりやすく伝える能力」が求められます。

研究を進める中でこれらの能力は十分鍛えることができるので、たまにはそういったことも意識しながら日々研究を頑張ってください^^