大学院の就活は研究内容と成果でほぼ決まるといっても過言ではない

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就職活動
理系大学院生の就活って何を基準に採用されるの?
研究職じゃなくても研究は重要なの?
成績は?ガクチカは?バイト?サークル?、面接やエントリーシートで主に突っ込まれる内容について知りたい。


という疑問は多くあると思います。

本記事では、下記の内容を解説します。

✔本記事の内容


・大学院生は研究内容と成果によってほとんど決まる

・面接やESで主に問われる内容とは?

・就活に向けてのしておきたい対策とは?


僕はもうすぐ修士を卒業する大学院生です。

昨年度の就活では、開発系や生産技術系をターゲットに倍率30倍以上の企業を含む有名メーカー6社受けて5社から内々定を貰いました。周りの院生の就活を手伝ったりする中でどういう人が受かるのか傾向があると思ったので、記事としてまとめました。

大学院生は研究内容と成果によってほとんど決まる

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理系院生の就活において、採用基準に最も多く占める割合は「研究内容」となります。

面接における研究内容を述べる時間が、50%から多い企業で90%以上の割合で研究について話すからです。

僕が受けた企業でも、研究職でないにもかかわらず45分の面接時間のうち、42分間研究について話していました。しかも残りの3分で、志望動機は聞かれず(笑)、ESに書いてある他の内容についてでした。

というと、研究内容と就職先の仕事内容がマッチしている必要があるのではないか?という方はいると思いますが、内容のマッチングは関係ありません。

ではなぜそのようなことをするのかというと、研究内容を話すことで、その人のあらゆる能力をはかることができるからです。

研究を通して、得られる情報としては

・難しい内容でも論理的に相手に分かりやすく伝えれるか【コミュ力・論理的思考力
・問題にぶつかった際にどう対処していくか【問題解決能力】
・自主的に問題に取り組んでいけるか【自主性】
・その他(効率的なタスク処理能力・創造力・提案力…etc)


主には上3つかなと思います。

全員に平等に与えられた課題であり、割と仕事にも近いところがあり、対処能力をはかるにはうってつけなので、研究内容と成果が重要だといっても過言ではないのです。

学部生で多い、バイトやサークル・その他課外活動の場合、どうしても点数がつけづらく、本人の実際の実力をはかるのは難しくなります。

面接やESで主に問われる内容とは

研究について面接やESでは主に以下の3点を中心に聞かれると思います。

・研究概要【※できるだけ素人にもわかるように説明すること】
・工夫した点【新規性、あるいは苦労して改善した点(どうやって?)】
・今後の展開【仮説思考や問題の言語化力など】


特に全体の説明・受け答えを通して、論理的に説明できているかはかなり重要になってくると思います。いわば、その論理性そのものが、普段どの程度考えているかをはかれる基準になるからです。

もちろん、研究以外にも問われることはあります。学部生と同じくガクチカ(学生時代に力を入れたこと)についても問われるし、重要な指標の一つになることもあります。

ですが、学部生ほどではないので、ガクチカに関しては、あれば自信をもって書けばいいし、なければすごく無難なことでも大きな問題にはならないでしょう。

実際、周りの理系院生を見てても学部時代に目立ったことはやってことなかったけど、面接では研究について深掘りされて助かったという人が多かったです。(営業職であればその限りではないです)

逆に言えば、学部時代にパッとしない生活であっても、例えば、僕みたいに2回留年したとしても(笑)、研究を頑張れば十分に挽回するチャンスはあるということがわかります。

就活に向けてのしておきたい対策とは?

対策としては、研究発表を積極的に行うことが一番の近道だと思います。

ベストなのは、学会発表ですが、あまり学会に行かない研究室でも普段からゼミ発表や進捗報告で伝える能力や論理的思考力を鍛えていれば、そこまで研究成果がなくても企業からの高い評価は望めると思います。

なぜなら、「企業が見ているのは、あなたがどれだけ考えているのか、そしてその考えを論理的に分かりやすく伝えれるか」だからです。

あなたがどれほど研究成果があったとして伝えれないのであれば意味がないのです。むしろ、研究内容と仕事内容がマッチすることが滅多にないので、成果を重視する企業は少ないというのが事実です。

以下、プレゼンスキルや論理的思考力を鍛えるのにオススメする記事です
・研究室のゼミ発表や進捗報告をうまく乗り切る方法
・論理的思考力を鍛えるために読んでおきたい本


個人的には、企業研究やガクチカを考えるぐらいなら、研究を頑張って伝えるための言語化能力を鍛えた方が100倍、受かりやすくなると感じました(実体験)

後は、エンジニアや研究者であれば実践的な英語力があれば重宝されて受かりやすくなるので、手っ取り早く日常英会話程度でいいので話せるようになるのも一つの手だと思いました。

兎にも角にも、せっかく大学院に入ったのであれば、研究した方が有意義だと思いますし、どうせならいい企業に行きたいじゃないですか?

僕は少なくともそうじゃなかったら大学院の2年間が勿体ないな…と思ったので、2留してましたが心機一転、研究を頑張ったおかげで学力や学歴で判断されることなく、色んな企業から内々定をいただけました。

まとめ

✔本記事の内容をまとめます

・大学院の就活は研究によって決まる
・研究内容をしっかりと把握することがポイント
・プレゼンスキルと論理的思考力で勝てる!


本記事から大学院における研究が就活においてかなり重要であることを知っていただけたと思います。でも研究内容が大事というよりも、研究を通してあなたが考えたこと・アウトプットする力がどれくらいあるかというのが大事なので、そんなことを意識しながら大学院生活を過ごしてみてはどうでしょうか。