研究発表のプレゼン資料を作る手順【学会・ゼミ発表】

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研究室

ゼミや学会で研究発表するけどどうすればいいのかわからない…
スライドが綺麗にまとまらない…


本記事では研究発表における特にスライド作りを中心として分かりやすく作る方法について解説していきます。

✔本記事の内容

①ストーリーの組立が最も重要なプレゼンの根幹
②分かりやすいスライドを作る
③文字やフォントなどの体裁を整える

 
僕は大学院修士時代に合計6回の学会発表に参加しその内2回発表奨励賞を受賞することができました。
もちろん初めからうまく発表ができたわけではなく、学会発表やその練習課程で何度も教員から指摘してもらったおかげでうまく話せるようになったからだと思っています。
その中で得られたノウハウについて本記事で共有していきます。

ストーリーの組立が最も重要なプレゼンの根幹

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結論を言うと、このストーリーさえできていれば、多少不格好で体裁が整っていないスライドであっても研究発表としては十分であり、僕自身後輩を指導するときにこのストーリー構成以外に関してはあまり口出ししていないです。

よく他のサイトを見ているといきなりスライドをどう作るのか解説があったりと個人的には推奨していません。

スライドを初めから作りこもうとしてプレゼンを作ると後々ストーリーに矛盾が生じて大きな変更を加えたり、そもそもプレゼンを作るうえでのかけるべき時間コストの割合がおかしくなって時間が足りない…なんてことになります。

なので僕が指導するときはまずザックリ文字だけでもいいのでどういった順序でストーリーを組み立てて話すのか論理の構築を行います。

フォントや文字、サイズなどの体裁は二の次です。研究の論点とは関係ないですから。
最悪相手に見えるサイズと大きさであれば問題ない
です。なので本記事では体裁については要点だけしか書いていません。体裁は既に色んなサイトで数多くまとめられています。もし必要であれば他サイトにて参考にしてみてください。

研究発表におけるストーリー構成

上図が基本的な研究のストーリー構成になります。

おそらく研究を始めたての学生だと実験方法と結果はあるけど、背景とか目的は結局よくわからない…となってる人は多いんじゃないでしょうか。

そういった場合はひとまず、先輩の先行研究、あるいは、自分の研究と似た研究の論文に書かれているイントロダクションから「背景」・「問題となっていること」を抜き出してきましょう。

それを当てはめれば後はパズルのようなものです。自分の研究内容はどうやってその問題を解決する手段になっているのか?について突き詰めればそれが「目的」となります。

あと考察は一長一短にできるものではないですが、ザックリ説明すると実験結果から論理的に示唆されることです。こちらについては研究の経験値を上げながら論理的思考力を鍛えていくことでより良い考察力を養えます。
>参考記事:論理的思考力を鍛えるわかりやすい本【初歩から実践編まで】

実際に構成毎に当てはめてザックリ作る

最初は文字だけ、そして、エクセルで作ったようなテキトーなグラフでよいので各構成毎に何を書くのかあてはめていきます。

そうすることで、全体像を視覚的に把握できるので、何が足りなくてどこをもっと練る必要があるのか分かります。

そして優先順位が付けれるので時間コスト的にも最終的に効率よく終わらせることができるはずです。

大事なのは、フォントやグラフの綺麗さなどではなく!、全体の流れです。その流れが論理的かどうか入念にチェックすることで、相手に分かりやすいプレゼンになるだけでなく、あなた自身の深い理解にも繋がってきます。

分かりやすいスライドを作る

分かりやすいスライドとは見ている人が直観的にパッと見で理解できるようなスライドに近づけていくことです。

1スライド作るときに基本的に守って欲しいポイントが3つあります。

・あなたの主張をタイトルまたはスライド上部に1文で簡潔に書く
・その主張を補助するまたは主張の柱となる情報(グラフや図・表など)を置く
次のスライドへ繋がる問題提起や疑問点などをスライド下部に短く補足


上記の3つだけの情報にするため上の章で書いた文章などを出来る限り断捨離しましょう。
多分、削りたくないような情報もあるかもしれませんが一旦上3つだけになるように意地でも削除してください。

大抵、初めて作るスライドや慣れていないときのプレゼン資料は無駄な情報が多いので…
発表練習などでそれでも必要だと思う情報を追加して肉付けしていきましょう。

その後、余白が明らかに多い場合や繋ぎが不自然である場合などは、前後スライドを統合したり、はたまたスライドを2つに分割したりして調整を加えていきましょう。

文字やフォントなどの体裁を整える

ここまでくれば後はどこのサイトでも書かれているような体裁になります。

文字サイズを誰でも見れるような大きさに調整、フォントは統一して見やすく、グラフの大きさも整えて、配置を見やすくバランスよく置いていく作業です。

また図をパワポで作るのではなく、3Dソフトで作成したりすると、見栄えがかなりよくなります。

僕は3DソフトのBlenderを使って図の作製を行っていました。

上はB4の卒論用にパワポで作成したもの、下はM2のとき同じ図をBlenderという3Dソフトで書き直したものになります。
体裁は関係ないと言いつつ…モノによっては特にイメージを伝えるときには綺麗な図で伝えると直観的に理解してもらえたりします。

とはいえ、絶対に必要というわけではないですし、3Dソフトをわざわざ使用している学生自体少ないので余裕がある方はやってみてもいいと思います。

まとめ

研究発表のプレゼン資料って初めて作ったときとかは本当にあってるのか?と思いながら作った覚えがあります。

どれだけ事前に調べていても点数として評価されないので、おそらくみんな不安に駆られるのは当然だと思います。

なのでぜひよかったら僕の説明した順序通りに作ってみて、不安であれば他サイトの説明も参考にしながら色々と試してみてください。